湯探歩~群馬の温泉発掘の旅~「群馬の温泉と泉質」
ムシムシ暑いです☼ ̨ ̨ ₍⌯́⌓⌯̀ ₎
夏近しっ!!!
さてさて今回は、群馬の温泉と泉質についてです♪
群馬には数多くの温泉地があります。
その数96か所で全国8位の数字です
スゴ───(〃’艸’〃)───ィ
ここで言う温泉地とは宿泊施設のある温泉のことで、日帰りのみの温泉は含みません(‘ω’乂)
群馬の温泉が優れているのは泉質が多岐にわたることで
10種類ある泉質のうち、8つの泉質が存在します。
ここで各泉質の特徴と効能(適応症)について簡単に説明します。
単純温泉は温度が25℃以上あり溶存物質が基準を満たさないものです。
単純といっても全泉質の中で最も単純ではない泉質で非常に奥が深く、
温泉好きが最後に辿りつきます(笑)
優しいお湯が多く万人受けする温泉で自律神経を整えるのに良いです。
塩化物泉は島国である日本に最も多く、海岸沿いはほとんどが塩化物泉です。
関東平野では昔海だった頃の海水が化石となって地中に埋まっており、
掘削するとしょっぱい湯が湧き出ることがあります。
別名熱の湯と呼ばれ、非常に温まりが良く湯冷めしにくい温泉で切り傷にも効きます。
炭酸水素塩泉は、塩類泉として塩化物泉同様温まりが良いですが
湯上りはさっぱりとした特徴があります。
飲用では胃酸を中和することで胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎への効果や、
重曹を含むので尿をアルカリ化し尿酸結石の生成を阻害する効果も期待できます。
ヌルヌルした浴感です。
硫酸塩泉は、こちらも塩類泉として温まりは良いです。
肌触りが良くやわらかな浴感です。
飲用は胃腸によく効きます。
ほのかに温泉の香りがする私が最も好きな泉質です。
二酸化炭素泉はヨーロッパでは心臓の湯と呼ばれ血流改善の効果が見込まれます。
スーパー銭湯にある人工炭酸泉も同じ効果があります。
炭酸は温度が上がると揮発するため、低い温度で存在することが多いです。
非常に珍しい泉質です。
含鉄泉はその名の通り鉄分を含み、キシキシした浴感です。
飲用では貧血に効果がありますが非常にまずいです(笑)
浴用では特に効能は認められていません。
含ヨウ素泉は海沿いのガス田の副産物として得られることが多く、
なかなか強烈なにおいがします。
ヨウ素自体の浴用の効能は不明です。
酸性泉は殺菌作用があるため慢性湿疹やアトピー、水虫などに効果があります。
PHが低すぎるとピリピリと肌が痛むこともあります。
長湯は肌が荒れることもあるので禁物です。
硫黄泉は多くの人がイメージする温泉らしい温泉です。
湯の華で白く濁った湯もあれば、緑がかった湯、乳青色、透明な湯など様々です。
硫黄の香りとよく言いますが硫黄はほとんどにおいがしないので実際は硫化水素の匂いです。
浴用で殺菌効果、血管拡張効果があります。
放射能泉はなかなか評価が難しい湯です。
温度にかかわらず浴感はカーッと身体が芯から熱くなります。
適応症については明確なエビデンスがないためはっきりとしません。
しかしながら多くの放射能泉の温泉地で病気が治癒した逸話や、
信仰の対象となっており熱心な湯治客もいます。
温泉同好会会長:小池