湯探歩~群馬の温泉発掘の旅~「群馬は温泉付きペンションの聖地Ⅰ」
今回はまず導入として、温泉付きペンションの良さについて語らおうと思います。
温泉付きペンションの良さ
私は温泉付きペンションが大好きです。
なぜか、と言いますと非常にリーズナブルな価格で
極上の温泉と食事の両方を味わうことができるからです。
お部屋やベット、設備はちょっと寂しいかもしれません。
お宿のご家族も暮らしているので生活感が気になるかもしれません。
しかしそれらを差し引いてなお有り余る魅力が温泉付きペンションにはあります。
温泉の良さは値段に比例しない
高級な旅館だからといって、温泉も素晴らしいとは限りません。
群馬県で最も高級な旅館は一泊二食で一人10万円もしますが
温泉は元々飲用に利用していた井戸水を沸かしたもので
それを加温、加水、循環、消毒とスーパー銭湯のような扱いです。
当然設備投資や管理するための人件費が必要な分
温泉には費用がかかっています。
一方、温度、湯量ともに十分な温泉であれば
掛け流しが可能なので温泉にはさほど費用がかかりません。
そのため、小さな宿、ボロい宿でも温泉は素晴らしいことが多々あります。
しかし、温泉だけが目当てであればそういった宿でも良いのですが
せっかく泊まりに行くのだから宿で美味しいご飯が食べたい!
温泉もこだわりたい!
なるべく安い方が良い!
といった要望もあるでしょう。
そんなわがままを叶えてくれるのが温泉付きペンションです。
全ての温泉付きペンションがそうであるわけではないですが
お宿の方の住居も兼ねているので
設備は一部共同、扱いにくい温泉であれば
そもそも宿に引けないのでかけ流しが多い
料理は手作りかつ料理好きなご主人・奥さんが多い
観光地に多いといった特徴があります。
群馬は温泉付きペンションの聖地✨
日本初のペンションは1969年に開業した
草津温泉の綿貫ペンションです。
形態としては民宿なのですが
外国人のスキー客を見込んで洋食、ベッド付きの洋風の部屋を提供するものでした。
そしてなんと、日本で3番目のペンションも草津温泉にあります。
草津のペンション街は湯畑から離れているため
当初は温泉を提供していませんでしたが
1970年に万代硫黄鉱山の掘削中に坑内から温泉が湧きだしたことにより
温泉を引くようになりました。
今では多くの温泉付きペンションが立ち並び
最安だと素泊まり3000円からあります。
県内では草津と同じく、スキーが盛んな水上、片品にも温泉付きペンションは多く見られます。
次回は私の好きな温泉付きペンションをご紹介します(●´ω`●)
温泉同好会会長:小池