湯探歩~群馬の温泉発掘の旅~『つげ義春と湯宿温泉』
東京オリンピック中止運動も活発化していますね。
一体どうなるのでしょうか。
※初めましての方は「温泉とは」から見て頂けると幸いです☆
つげ義春と湯宿温泉
つげ義春は昭和を代表する前衛的な漫画家で、代表作は「ねじ式」
「ゲンセンカン主人」でいずれも石井輝男監督によって映画化もされています。
今は漫画家を引退されていますが、当時のシュールな作風は今見ても十分刺激を受けます。
つげ先生といえば、漫画家生活晩年のこういった作品が有名ですが、売れる前は「旅物」の漫画がメインの仕事であり、日本各地の温泉地を訪れていました。
その中でも湯宿温泉はよほど気に入ったのか、何度も足を運んでいます。
ただ、その評価はボロクソで、「これでも温泉か、絶望的だ」「夕食はサツマイモの輪切りを煮たものと、さつま揚げを焼いたものがメインであった」と自らの随筆に綴っています。
鄙びた温泉が大好きな先生にとっては居心地の良い場所だったのかもしれません。
さて先生の代表作「ゲンセンカン主人」は湯宿温泉が舞台となっており、ゲンセンカンのモデルとなった大滝屋旅館は今ではすっかり綺麗に様変わりし、面影もありません。
というより、湯宿温泉自体が綺麗に整備されていて、当時の「絶望感」はありません(笑)
(つげ先生自身が撮影した湯宿温泉)
次回は・・・「群馬で海水浴?磯部温泉」について語りまぁすヽ(•̀ω•́ )ゝ✧お楽しみにっ!!!
温泉同好会会長:小池